当社は、非線形有限要素法構造解析の技術系解析コンサルティング会社です。
水面に浮かぶ浮体構造物の近傍で水中爆発が生じた際の応答をについて、実験とシミュレーションにより検討した技術報告書を参考に、LS-DYNAの例題を作成しました。実験では箱型の試験水槽の内部で細線爆発装置を用いて、放電によって水中爆発を発生させています。まずはじめに、技報に記述されている「自由表面下で爆発させた場合の実験」を模擬することで、シミュレーションの妥当性を確認しました。シミュレーションは、ALE法を用いて行い、水中爆発をJWL状態方程式と爆薬モデルを用いて表現しました。
参考文献:今北 明彦, 安田章宏:近接水中爆発を受ける船体の縦曲げ応答予測技術を開発, 三井造船技報, 2006-06
なお,本事例はサンプルであることをご了承下さい。
Keywords: Underwater explosion, bubble gas, ALE method
Tools: LS-PrePost ver.4.9, LS-DYNA MPP Win64 R13.1.1
July 29, 2023 create a new entry
Fig.1 自由表面下における水中爆発で発生したガスバブルの挙動
Fig.2 自由表面下における水中爆発で発生したガスバブルの挙動
Fig.3 水中爆発時に発生する水中圧力波の伝播
Fig.4 1回目のバブルの収縮時に発生する水中圧力波の伝播(Bubble shock)
Fig.5 2回目のバブルの収縮時に発生する水中圧力波の伝播(Bubble shock)