S字フレームの軸方向圧縮解析 ダブルフレーム D15W50H50

例題No.289のS字フレームの軸圧縮モデルはシングルフレームの圧縮でしたが、参考文献の技術報告では実験はダブルフレームで行っています。そこで、ダブルフレームにモデルを拡張して軸圧縮試験トレース解析を行いました。モデルは、曲り角15度、高さ50mm、幅50mm、板厚1.2mmで、材料はSPCCとしました。フレームの構造は片ハット構造であるため、ダブルフレームは上下のフレームを高さ方向に反対にして治具に取り付けられて圧縮しています。この形状のダブルフレームでは、双方のフレームが座屈により接触して内側への折れを抑制する結果が得られました。メッシュサイズは5.0mmとしましたが、もう少しサイズを小さくして3.0mm〜4.0mmぐらいにしてもよかったかなぁと思います。

なお,本事例はサンプルであることをご了承下さい。

参考文献:自動車技術会技術報告シリーズ2 薄肉曲り部材の崩壊特性 Vol.1

Jan-26-2013

Axial Compression Test of Dual S-Frame Model W50/H50/Angle 15deg/thickness 1.2mm/SPCC,FEM,FEA
Fig.1 Axial Compression Test of Dual S-Frame Model W50/H50/Angle 15deg/thickness 1.2mm/SPCC

Axial Compression Test of Dual S-Frame Model W50/H50/Angle 15deg/thickness 1.2mm/SPCC,FEM,FEA
Fig.2 Plastic Strain

Axial Compression Test of Dual S-Frame Model W50/H50/Angle 15deg/thickness 1.2mm/SPCC,FEM,FEA
Fig.3 Effective Stress

Axial Compression Test of Dual S-Frame Model W50/H50/Angle 15deg/thickness 1.2mm/SPCC,FEM,FEA
Fig.4 Effective Plastic Strain

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