テーマ
ランスモア非線形解析業務紹介セミナー
会 場 大田区産業プラザ(最寄駅京急蒲田駅から徒歩3分)→ 地図
6階 F会議室
開催日 2013年 8月2日 金曜日
時 間 13:30-16:40
定 員 12名
対 象 ・ CAE業務担当者
・ 非線形解析に興味があり実務現場での有効利用を検討している方
(同業他社の方の参加はご遠慮させていただく場合がございます。予めご了承下さい。)
参加費無料
お申込み 参加を希望する人数をメールで弊社アドレスinfo@lancemore.jpまでご連絡ください。
プログラム 13:15-13:30:受付
13:30-13:40:挨拶、会社紹介
13:40-14:40:非線形CAEの運用に関する弊社の考え方と技術支援サービス
14:50-15:40:弊社技術サービス 非線形解析用材料データベースの紹介
15:50-16:30:LS-DYNA機能紹介 LS-DYNA R7で拡張された解析機能
16:30-16:40:質疑応答
16:40 終了
セミナー終了後、ご希望の方には個別の技術相談を行うこともできます。お気軽にご相談下さい。
* セミナーの時間配分は変更される場合があります。その場合は本ページにアップいたします。
* 真夏の季節のセミナーなので服装は自由で、軽装でも構いません。
概 要
1. 非線形解析の運用に関する弊社の考え方と技術支援サービスの紹介

 近年、非線形解析ソフトウェアの普及が進み、導入した非線形解析ソフトウェアをどのように運用して成果を上げていくか、各現場で試行錯誤が続けられています。しかしながら、非線形解析の現場への浸透には様々な課題が立ち塞がり困難を伴っていることも現実です。
 弊社は創業以来、一貫して実務現場の非線形解析の技術支援を行ってきましたが、非線形解析をうまく運用していくためには、業務関係者が本技術の性質に即した「考え方」を理解することが特に重要であると認識しています。ここではこれまでの弊社の経験からその点についてお話をしたいと思っています。

  • 非線形CAEをより使いこなすためにはどのような点に留意しなくてはならないか?
  • 非線形解析と線形解析の要求技術レベルの違い
  • 非線形解析における解析モデルとモデルの成長
  • 実験と解析の比較の実際
  • 陰解法ベースと陽解法ベースのスタイルの違い
  • 解析結果の評価、メッシュ、材料
  • 弊社の技術支援の紹介

2. LS-DYNA用非線形解析対応材料データベースの紹介

 大きな変形を伴う非線形解析を安定して行うためには、数値解析のロバスト性が高い材料入力データが要求されます。しかしながらロバスト性の高い材料データを作成・整備していくことはコストがかかり必ずしも容易ではありません。解析に必要な材料データの整備が不十分のままだと、計算エラーに悩まされたり、エラーが起きなくても本当に妥当な解析結果が得られているのかを判断することが難しく困る場合があります。
このような問題を解決するための手段として、弊社ではLS-DYNAの*MATキーワード(Materialキーワード)形式の工業材料データベースをユーザーの皆様に提供してきました。ここでは、材料データベースの紹介及び、非線形解析において材料データとどのように付き合っていけばよいかをご紹介する予定です。

3. LS-DYNA R7 拡張された周辺分野の解析技術の紹介

 LS-DYNA R7 からマルチフィジックス分野の解析機能が大幅に追加されました。これらは従来ver.980と呼ばれていたバージョンの機能です。一般的にLS-DYNAは衝撃解析向けのソフトウェアと認知されており、その他の構造解析分野を含めマルチフィジックス問題の解析に利用しようという動きはまだそれほど活発ではありません。他方、「現在のLS-DYNAがどのような問題に対応できるかについて知りたい」というお問合せが徐々に増えてきていることも事実です。
 そこで、弊社で取り組んでいるLS-DYNAの周辺解析機能についてご紹介し、LS-DYNAがどのような解析対象をフィールドとしているかをご説明いたします。
 今回は、ICFD(非圧縮性流体解析)、CESE(圧縮性流体解析)、粒子法(SPH)、離散要素法(DES)についてご紹介する予定です。

キーワード 非線形解析実務における考え方、非線形CAE用材料データ、マルチフィジックス