当社は、非線形有限要素法構造解析の技術系解析コンサルティング会社です。
例題No.254の圧縮コイルばねに対して、LS-DYNAの陰解法機能である固有値解析を行い1次モードが58Hzに立ちました。
ここでは、LS-DYNAの動的陽解法により、10Hzと58Hzの正弦波による加振を与えばね挙動を求めました。
共振点を外れている10Hzではばねはおとなしくしていますが、58Hzではサージングを生じ暴れる結果が得られ、固有値解析結果と整合しました。
LS-DYNAのような汎用非線形構造解析ソフトウェアの素晴らしいところは、例え実験結果が無くとも、固有値解析と構造解析といった複数の異なる視点からの解析を積上げることで構造解析の結果の信頼性を評価することができることです。
なお,本解析例はサンプルであることをご了承下さい。
図 1 1st mode 58Hz
図 2 10Hz Vibration
図 3 58Hz Vibration