No.069 LS-DYNAによる接触を伴う機械振動の音圧解析2

No.067の例題を題材に,固有値解析と音圧解析を比較してその妥当性を評価します。
ここでは,プレートの板厚を t2.0 と t5.0 の2種類のプレートを用意します。
ポールがプレートに衝突します。
衝突による圧力波が発生します。
ポールが反発しプレートから完全に離れた後も,プレートは固有振動により音源となっていることがわかります。
t5.0としたケースでは剛性が純粋に高くなるため,発生する圧力波の周期が短くなっていることがわかります。
先に実施したプレートの固有値と音圧波形を比較することで,騒音源となっているモードを分析することができます。
なお,本解析事例はサンプルであることをご理解下さい。


図 1 t2.0 圧力波の伝播


図 2 t5.0 圧力波の伝播


図 3 t2.0 圧力波形 周期 T=3.38E-03[sec] 振動数 f=295.86 [Hz]


図 4 t5.0 圧力波形 T=1.46E-03[sec] f=684.9[Hz]

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